公務員を志望した理由【本音とタテマエ】
お久しぶりです。気づいたら初更新から90日が経っていました。
今年の公務員試験も、一次試験はほとんどの日程で終わっちゃいましたね。
国家・県庁・市役所A日程の方は合否も出たころでしょうか。
合格された皆さん、おめでとうございます。これからの方は頑張ってください。
さて、私が初めて公務員試験を受験した時から、おおよそ7年が経過しました。
今回は自己紹介以来初めての記事として、私が地方公務員を志望した理由を、
面接でお話した「タテマエ」と、実際心の中で思っていた「本音」とに分けて、
お話していこうかなと思います。
【タテマエ編】私が公務員を志望した理由
→災害対応する地方公務員を見て、人が一番苦しいときに頼りにされる職業だと感じ、私もそのような職業に就きたいと思ったから。
このような志望理由を「タテマエ」と言ってしまうと、語弊がありますね。
決してこの志望理由は、嘘ではありませんし、本当に思っていますが、
あくまで「面接官の前で話した志望理由」である、というだけです。
さて、なぜこのような志望理由を話していたか、説明してきましょう。
まず、前提として、私は東日本大震災で甚大な被害を受けた被災3県出身であり、
新卒で入庁した市役所は、出身市町村となります。
私はもともと、中学・高校の頃は「絶対に就きたくない職業=公務員」でした。
どう見ても、楽しそうに生きているようには見えなかったからです。
加えて、田舎なので、両親や親せきの公務員バッシングを真に受けて、
「公務員は大したことをしていないのに、大金をもらっている!」と大真面目に思っていました。
そんな私が目指していたのは、マスコミ系。マスコミが持つその影響力の大きさに魅せられ、
「メディアの力で世の中にあるたくさんの問題を多くの人々に知ってもらいたい。
知ってもらうことが、問題を解決する何よりの力になる。」と思っていました。
私の人生で、マスメディアの影響力に疑問符が付いたのは、東日本大震災がきっかけでした。
あの時、インフラがめちゃくちゃになったり、高速道路や電車が止まってしまったり、
色々なことが起こり、そしてそれらは連日報道されていましたが、状況は長らく一向に改善されませんでした。
その時、誰よりも最前線に立ち、復旧復興のために働いていたのが、公務員でした。
誰かが困っている時に、最前線で働くことは、大変だけどすごくカッコいいと思い、
自分も困っている住民の役に立ちたいと思い、公務員を志望するようになりました。
【本音編】私が公務員を志望した理由
→雇用が安定しているから。
「企業」の色に染まらずに、自分らしく居たかったから。
雇用の安定に拘ったのは、私の父(民間企業勤務)が震災時にいとも簡単に解雇になったからです。
また、当時はちょうど日本を代表するような大企業でも、時に大規模なリストラを行い、
話題となっていたため、「民間企業は結構簡単にクビを切る」と感じるようになっていました。
加えて、学生時代に某大企業のアルバイトをしていたのですが、上司に気に入られないがために、時に労働基準法を無視した指示をされることがあり、うんざりしていました。
公務員になれば、簡単にクビにされることはないし、好き嫌いでクビにされることもないので、公務員を選びました。
あとは、民間企業って、入社後にすっかりその企業の色に染まっているなあというイメージがあって、、、
私は私の考えを貫き、私らしくマイペースに生活したかったので、公務員を選びました。
、、、とこんな感じのモチベーションで、私は公務員になりました。
志望理由は十人十色でしょうし、公務員の仕事の幅もだいぶ広がってきているので、
自分らしい志望動機は考えやすくなってきていると思います。
就活生の皆さんの参考になれば嬉しいです。